『「うつ病」と戦う清原の衝撃告白!何度も死のうと思った…』の紹介

https://www.youtube.com/watch?v=M5kAFIMBpvg

『「うつ病」と戦う清原の衝撃告白!何度も死のうと思った…』のYouTube動画

 清原和博さんの衝撃告白です。動画から発言を引用して、私の意見を書きます。

清原さん ちょっと鬱の状態が悪くなっていまして、まぁ、薬物依存のこともありますけれども、うつ病の方が発症というか、してきまして、自分はそういう犯罪を犯して、そうゆう病気に繋がっていきましたけど、この間病院行った時に、あの、診察されたのは、重度の睡眠障害で、入院をすすめられたんですよ。

聞き手 やっぱキヨさん眠れないですか?

清原さん だから、インタビュー以来(※5/6)、だいたい短くて1時間、よく寝て2時間から3時間。それがずーっと毎日です。

聞き手 人間寝ないと、てっ言うじゃないですか。それはやっぱり頭の思考回路もうちょっとおかしくなりますよね。

清原さん それで、よりまた薬飲んでるんで、やっぱポートしますし。一日中頭痛してるんですよ。だから多分寝てないのもあると思うんですけど、もう緊張で、この辺(※首筋)が。

聞き手 この辺が張るって偏頭痛です。

清原さん 目も霞んでくるし、ほんともうなんか色々…発想が頭湧いてこないんですよ。毎日悪夢見ますし。なんとか、でも、その5年前の寝たきりの状態に戻りたくない。

引用:7秒~1分35秒

 処方薬が(睡眠薬、抗不安剤など)がGABA-A受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系を含む)なら、その連用によってダウンレギュレーション(GABA-A受容体の減少)が起きて、重度の睡眠障害、思考力の低下、首筋筋肉の硬直、目の調節する筋肉の硬直(ベンゾジアゼピン眼症)が起きている可能性があります。

 

清原さん でも、僕も、5年前かな、えぇ、その病気で、うつがひどいということで、もう先生とにかく何とかしてくれ、もぉ、先生も困りはってるんですよ。この薬はだめかこの薬もだめか、みたいな。なんか無いんですかって言ったら、もう最後はもう、脳に電気ショックを与えると。それでダメだったらダメですと。 

引用:04:00~04:27

 うつ症状は、処方薬の使用の悪影響かもしれません。向精神薬は対症療法(表面上の症状を消す目的)なので、薬は治してくれません。私の通院時代を思い出すような展開です。私は担当医に電気ショックでうつ病が治らないか聞いたのですが、今どきその治療方法はやっていないと言われました。足し算の治療を改め、薬を適切に減らすような引き算の治療を検討したほうが良いかもしれません。

 

清原さん 朝明るくなってくるのが今4時過ぎぐらいから、だんだん明るくなってきて、もう5時にはもう明るいですよね。それでもう、あぁ、ねなかん、ねなかん

聞き手 いや、いいと思いますよ、それはもう、あの、そういう状況に嘘つかずに、あの、それは寝れれんなら、寝れれんで起きておこうで良いような気がしますけどね。なんか、そうすると、やっぱりまた眠剤とかそういうのに頼っちゃうじゃないですか。

清原さん いや、それ(※眠剤、睡眠薬)飲んでですよ。

引用:08:38~09:10

 前述通り、睡眠薬がGABA-A受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系など)なら、それを連用するほど、ダウンレギュレーション(GABA-A受容体の減少)が起きて、眠りにくい身体になる場合が多々あります。抗不安薬はGABA-A受容体作動薬がほとんどなので、それにも注意が必要です。

 睡眠薬を飲んでもほとんど眠れないし、飲まないと更に眠れない。この状態になると、薬を止めるのが非常に難しくなります。

まとめ

 向精神薬は麻薬よりは薬害が少ないと思うので、麻薬から脱出する通過点として、使用するのは仕方が無いかもしれません。しかし、睡眠薬、抗不安薬に含まれるGABA-A受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系など)は、麻薬並みの依存性と身体的な有害性を持っています。麻薬から脱出できても、今度は向精神薬の害に苦しむことになり得ます。出口を見据えた治療を計画すべきでしょう。

引用:Wikipedia Commons 改変(ベンゾジアゼピン強調表示)

 僭越ながら、清原和博さんには処方されている薬を精査していただいて、今後の治療や人生設計に役立てて頂きたい。

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