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「多剤服用」でうつや認知症の副作用も…それでも減薬が難しいワケ

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「多剤服用」でうつや認知症の副作用も…それでも減薬が難しいワケ 〈週刊朝日〉 「多剤服用」でうつや認知症の副作用も…それでも減薬が難しいワケ  AERA dot. (アエラドット)に表題の記事を見つけましたのでご紹介します。 各ページのリンク https://dot.asahi.com/articles/-/119376?page=1 https://dot.asahi.com/articles/-/119376?page=2 https://dot.asahi.com/articles/-/119376?page=3 https://dot.asahi.com/articles/-/119376?page=4 https://dot.asahi.com/articles/-/119376?page=5 多剤服用によるリスクを減らす方法 お薬手帳の活用  お薬手帳は俗称で、処方歴を記録するための手帳の事です。正式名称や書式は定められておらず自作も可能ですが、調剤薬局でもらえることもあります。お薬手帳のアプリもあります。  新しい医師の診察を受ける際にお薬手帳を提示すれば、併用禁忌(併用することを避けるべき組み合わせ)にならないように処方箋を出してもらえるでしょう。  お薬手帳の持参によって、保険診療の負担額に影響が出る場合があるので、調剤薬局のスタッフに提出して、記入もしくはシールを貼付してもらう方が良いと思います。それを代行する場合は、失念する前に速やかに実行する方がよいでしょう。  ご自身や家族が薬の内容を見直すときにも役立つ資料になります。 参考資料: お薬手帳 - Wikipedia

発売から30年 睡眠導入剤「デパス」に深刻な副作用が次々と

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https://friday.kodansha.co.jp/article/87122 発売から30年 睡眠導入剤「デパス」に深刻な副作用が次々と  FRIDAYデジタルで『 発売から30年 睡眠導入剤「デパス」に深刻な副作用が次々と 』という記事を見つけましたので、ご紹介します。 発売から30年 睡眠導入剤「デパス」に深刻な副作用が次々と | FRIDAYデジタ ル 記事中の薬について 作動部位 系統 販売名 薬効分類名 GABA-A受容体作動薬 (ベンゾジアゼピン結合部位を持つ) チエノジアゼピン系 デパス 精神安定剤 ベンゾジアゼピン系 ハルシオン 睡眠導入剤 ベンゾジアゼピン系 セルシン マイナートランキライザー ベンゾジアゼピン系 ドラール 睡眠障害改善剤 ※薬効分類名は製薬会社の裁量である程度自由に決められるようで、確固たる基準はなさそうです。 ※マイナートランキライザーとは精神安定剤の事です。 睡眠薬と睡眠導入剤  睡眠導入剤とは中々寝付けない場合に用いる、超短時間作用型(1時間程度で効き、持続しない)の睡眠薬を指す名称です。しかし、睡眠導入剤に厳格な定義はないようです。 睡眠薬の分類 分類 作動部位 系統または物質名 睡眠薬 GABA-A受容体作動薬 ベンゾジアゼピン系 ※13種類ある チエノジアゼピン系 ※1種類ある Z薬(非ベンゾジアゼピン系) ※3種類ある メラトニン受容体作動薬 ラメルテオン オレキシン受容体拮抗薬 スボレキサント 睡眠改善薬 ヒスタミンH 1 受容体拮抗薬 ジフェンヒドラミン塩酸塩 ※処方箋なしで、薬局で買える ※種類の数は薬効分類名に「眠」の文字が入っているものをカウントしています。その条件を外せば他にもあります。 GABA-A受容体作動薬  GABA-A受容体は興奮伝達を調節する部位で、そこに作用する薬をGABA-A受容体作動薬と言います。その受容体に作動薬が結合すると、興奮伝達を弱めます。その結果、眠たくなったり、気分がぼんやりしたり、筋肉がゆるんだり、けいれんが収まったり、記憶が曖昧になったりします。  バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、チエノ

「合法薬物依存」の深い闇

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https://toyokeizai.net/category/legal-drug-depends/ 連載『「合法薬物依存」の深い闇』のご紹介  東洋経済オンラインで連載『 「合法薬物依存」の深い闇 』を見つけましたのでご紹介します。全7回の連載予定です。 「合法薬物依存」の深い闇の記事一覧 | 東洋経済オンライン | 社会を よくする経済ニュース 第1回 合法的な薬物依存「デパス」の何とも複雑な事情 https://toyokeizai.net/articles/-/316514 https://toyokeizai.net/articles/-/316514?page=2 https://toyokeizai.net/articles/-/316514?page=3 https://toyokeizai.net/articles/-/316514?page=4 https://toyokeizai.net/articles/-/316514?page=5 第2回 20年間「デパス」を飲み続ける彼女の切実な事情 https://toyokeizai.net/articles/-/316660 https://toyokeizai.net/articles/-/316660?page=2 https://toyokeizai.net/articles/-/316660?page=3 https://toyokeizai.net/articles/-/316660?page=4 第3回 薬剤師が見たデパス「気軽な処方」が招いた事態 https://toyokeizai.net/articles/-/317751 https://toyokeizai.net/articles/-/317751?page=2 https://toyokeizai.net/articles/-/317751?page=3 第4回 「デパス」に患者も医者も頼りまくる皮肉な実

向精神薬を断薬後の体調不良、私の選択

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断薬して最初の1ヶ月  体が焼けるように熱くて、心臓がバクバクと脈打ち苦しかったのを覚えています。プールに入ったり、保冷材で体を冷やしていました。 断薬して2ヵ月後  向精神薬を断薬して2ヵ月後ぐらいに、体調不良(体がだるい、右脇腹に鈍痛がある、あご下回りが腫れぼったい)で内科へ通院しました。事前にインターネットで調べて自分は「橋本病」ではないかと思っていました。右脇腹の鈍痛は減薬前からありました。  橋本病の検査としてエコー検査を受けましたが、該当しませんでした。体のだるさに対してC型肝炎の検査をうけましたが、陰性でした。右脇腹の鈍痛に対してエコー検査を受けましたが、脂肪肝という所見でした。脂肪肝の原因で飲酒(アルコール)が疑われましたが、お酒は好きではないので全く飲んでいませんでした。体重を5%減らすことをすすめられました。  精神科の通院歴を話すと内科医は「ああ、察し」という顔をして、精神科医へ相談するように言われました。  これだけ検査して、決定的な病気が見当たらないことから、向精神薬による後遺症だと思いました。精神科へ再通院したら元の木阿弥(すっかり元通り)になってしまうので、行きませんでした。内科へも再通院することはありませんでした。 離脱症状など不定愁訴  向精神薬を長く使用してきた人は、減薬・断薬すると離脱症状が現れることがあります。離脱症状は薬の作用が減った分、体がそれを補いきれない時に起きる反応のことです。また、向精神薬の種類によりますが、感覚を弱く麻痺させることで苦痛を減らす薬(GABA-A受容体作動薬の抗不安薬、睡眠薬など)を減薬すると、感覚が過敏になるので、離脱症状が強く感じられる場合があります。離脱症状の内容は多岐に渡りますが、減薬した向精神薬の作用に対し、逆の作用が起きる場合が多いようです。不眠治療として睡眠薬を使用していた場合、減薬して起きる離脱症状は「不眠」が想定できます。薬の種類や、個人差によって離脱症状は異なり、全く離脱症状は起きなかったと言う方もいらっしゃいますが、最初はゆっくり減薬して様子を見ることを強く推奨いたします。 内臓をいたわる食生活  薬の種類によって分解に使われる内臓は異なるようですが、肝臓に負担がかかるようです。内臓をいたわる食材や食事を選びましょう。私は家庭菜園で野菜を栽培しています。無

睡眠薬ポリファーマシー外来|専門外来|岡山大学大学院精神神経病態学教室

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睡眠薬ポリファーマシー外来  岡山大学大学院精神神経病態学教室には「睡眠薬ポリファーマシー外来」という専門外来があるそうです。 専門外来|診療について|岡山大学大学院精神神経病態学教室 リーフレット  ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬、抗不安薬など)に関するリーフレット(PDFファイル)がありますのでご紹介します。 医師向け ベンゾジアゼピン系薬剤の減量をお考えの先生へ [PDF 48MB] 目次 はじめに ベンゾジアゼピン系薬剤の副作用と継続によるデメリット 睡眠日誌 減量が開始できる判断のポイントと非薬物的な介入について 失敗しにくいベンゾジアゼピン系薬剤減量の手順 ベンゾジアゼピン系薬剤を減量中に使用しやすい睡眠薬について 精神科医が減量に成功した事例 精神科医に聞く「ベンゾジアゼピン系薬剤を減らすときのコツ」 さいごに:こんな時は精神科にご相談ください 参考資料:ベンゾジアゼピン系薬剤退薬症候評価スケール (全20ページ) 患者向け(ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用中の方) この機会にベンゾジアゼピン系睡眠薬を一緒に見直してみませんか? [PDF 28MB] 目次 はじめに ベンゾジアゼピン系の薬には、次のようなものがあります ベンゾジアゼピン系の薬のデメリット ベンゾジアゼピン系の薬の減量・中止方法 良い睡眠をとるためのポイント 「夜眠れない=不眠症」と考えていませんか? Q&A (全8ページ) 患者向け(ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用前の方) ベンゾジアゼピン系睡眠薬を飲む前に知っていただきたいこと [PDF 17MB] 目次 はじめに 不眠の原因とは? ベンゾジアゼピン系の薬を長期服用することのデメリット 良い睡眠をとるためのポイント 「夜眠れない=不眠症」

ベンゾ危機 | 「This is Life with Lisa Ling」 | CNNテレビ番組

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https://edition.cnn.com/2019/10/04/health/benzodiazepines-this-is-life-with-lisa-ling/index.html CNNテレビ番組「This is Life with Lisa Ling」 テレビ番組の紹介  2019年10月6日に CNNのテレビ番組「 This is Life with Lisa Ling 」で「 The Benzos Crisis (ベンゾ危機)」が放送されたそうです。 "Lisa Ling delves into the world of benzodiazepine use and uncovers the troubling threat these drugs pose when used long term, and the challenges facing patients who try to quit." 「リサ・リンはベンゾジアゼピン使用の世界に踏み込み、これらの薬物が長期使用された場合にもたらす厄介な脅威と、やめようとする患者が直面する課題を明らかにする。」By.DeepL翻訳 引用:https://en.wikipedia.org/wiki/This_Is_Life_with_Lisa_Ling#Season_6_(2019) 公式サイトに番組のまとめ記事とビデオが公開されていますので、紹介いたします。 公式まとめ記事 記事のリンク It's not just opioids: What doctors want you to know about benzos | CNN (オピオイド系だけじゃない:医師がベンゾ系について知っておいてほしいこと - CNN) 記事の項目 Why we're using them(なぜ我々はそれを使うのか) Not just 'mother's little helper'(ただの「マザーズ・リトル・ヘルパー」ではない) What patients should know(患者は何を知るべきか) 記事をWEB翻訳 ウェブページ翻訳 - Weblio 翻訳 Google 翻訳 公式ビデオ What it&

「睡眠薬や抗不安薬を毎日飲み続けるのはよくないですか?」高須幹弥 医師による回答動画

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[YouTube]睡眠薬や抗不安薬を毎日飲み続けるのはよくないですか?デパス、マイスリー、メイラックス、ハルシオン、ソラナックス 目次 質問内容の紹介  0秒 高須幹弥医師の回答開始  40秒 結論、毎日ずーっと睡眠薬を飲み続けるのはダメです  52秒 薬物耐性について  1分37秒 世界的には最大4週間まで  1分59秒 薬物耐性で薬が効かなくなると、薬量が増えたり、さらに強い薬に代わる  2分49秒 日本のエンドレス処方は異常  3分26秒 日本はベンゾ大国(皮肉)と呼ばれている  3分47秒 ベンゾ以外の睡眠薬(メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬)  4分13秒 GABA受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系を含む)連用による悪影響  4分57秒 飲み続けると薬物耐性ができる  5分38秒 不安は生きていく上で必要なもの  6分53秒 薬物耐性は不安を強くする  7分44秒 薬物耐性はうつ病や不眠を起こす  8分8秒 薬物耐性は漠然とした不安を起こす  8分22秒 薬物耐性は身体依存を起こし、精神依存を起こす  8分41秒 断薬すると離脱症状が出て、反跳性不眠を起こす  9分0秒 ベンゾに依存している人は離脱するのに2週間ぐらいかかる  9分23秒 少しずつ減薬する方法がある  9分38秒 不眠の元になっている原因に目を向ける  10分4秒 ベンゾ系の連用で認知症(記憶力の低下)になりやすい  10分47秒 抗不安薬(ベンゾ系)で睡眠薬と同様の問題あり  12分34秒 睡眠薬や抗不安薬を止めると体調が良くなったり、抑うつが解消する場合あり  13分15秒 重度のうつ病、躁うつ病、統合失調症、パニック障害など投薬治療が必要な方もいる  14分19秒 美容整形に来る患者の中に、睡眠薬や抗不安薬を飲む必要性が