投稿

『医者に睡眠薬を飲まされ続けて失業…精神科「処方薬依存」の恐怖』のご紹介

イメージ
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66638 この記事は未完成です。随時、加筆いたします。 記事のご紹介  医者に睡眠薬を飲まされ続けて失業…精神科「処方薬依存」の恐怖 by 佐藤 光展 様 医者に睡眠薬を飲まされ続けて失業…精神科「処方薬依存」の恐怖(佐藤 光展) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) 語句の解説 ベンゾジアゼピン  ベンゾジアゼピンとはGABA-A受容体(興奮伝達を調節する部位、水道の蛇口的役割)のベンゾジアゼピン結合部位に作用する化学物質です。ほとんどのベンゾジアゼピン系はGABA-A受容体に結合すると興奮伝達を抑制する力を強める働きをし、間接的に興奮伝達を弱める働きをします。その結果、眠くなったり、ぼんやりしたい、筋肉が緩んだり、けいれんを抑えたり、記憶が曖昧になったりします。直接的に興奮伝達を抑制しないので、バルビツール酸系と比べて過剰服薬をしても致命的になりにくい。睡眠薬、抗不安薬の大多数に使われている。 睡眠薬(すいみんやく)  睡眠薬とは不眠症に用いられる処方薬です。有効成分は主にGABA-A受容体作動薬(バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、Z薬)が使われています。これらの連用によりGABA-A受容体がダメージを受けて眠れなくなるなどの薬害に発展する場合があります。別タイプの睡眠薬にメラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬があります。薬局で売られている「睡眠改善薬」は抗ヒスタミン薬です。  睡眠薬や睡眠改善薬は体質改善の薬ではなく、対処療法として一時的に使用すべき薬です。  添付文書の薬効分類名によると、睡眠導入剤、不眠症治療剤、睡眠剤、睡眠誘導剤、睡眠障害改善剤、催眠鎮静剤など表示されている。  睡眠導入剤は、短時間で作用する(2時間以内に血中濃度が最高になる)睡眠薬を指す場合が多い。明確な定義はない。 抗不安薬(こうふあんやく)  抗不安薬とは不安を感じにくくする処方薬です。有効成分は主にGABA-A受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系)が使われています。これらの連用によりGABA-A受容体がダメージを受けて不安が高まるなどの薬害に発展する場合があります。  GABA-A受容体作動薬が有効成分に使われている睡眠薬

HPVワクチン(子宮頸がんワクチンとして知られる)を学ぶ

イメージ
結論: HPVワクチン接種が人類全体にとって有益ならば、少数の被害者はHPVワクチンの受益者によって守られなければならない。被害がHPVワクチン接種によるものかハッキリしない段階でも、接種の事実があれば救済すべきと考えます。HPVワクチン接種を促進して直接的や間接的に利益(金品、名誉、手柄など)を得ようとする者が、被害者にも目を向けるように促したい。全体を俯瞰したガバナンスを期待したい。HPVワクチンの薬害と思われる不調に、対処療法として向精神薬が使われないように注視していきたい。 HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて正確に説明することを目的にしておりません。情報収集をして理解に努めることが目的です。 はじめに  私はGABA-A受容体作動薬【バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、Z薬(非ベンゾジアゼピン系)など】の薬害問題を取り扱ってきました。「覆水盆に返らず」と言うように、被害を完全に回復させることは出来ません。その理由は時間を巻き戻せない(エントロピーは増大する)からです。それでも私はこの薬害問題を深く理解し、同時に理解されたいと願ってきました。  まったく自分に関係なさそうな薬害問題を、私が理解に挑戦することで、他人に理解されるには何が必要か分かると思っていました。その題材として「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)」に関する薬害問題を選びました。 HPVワクチン薬害問題に関する報道 "HPVワクチン" OR "子宮頸がんワクチン" AND "薬害" - Google 検索 "HPVワクチン"OR"子宮頸がんワクチン" - Bing News 基礎知識 ウイルスとは 1 《毒の意》光学顕微鏡では見ることができず、細菌濾過(ろか)器を通過してしまう病原体。生物と無生物の中間形とされ、大きさは20~300ナノメートル。外殻はたんぱく質からなり、内部に遺伝子のDNAまたはRNAを含む。単独では生命活動を営めず、生きた細胞に寄生して生活・増殖する。濾過性病原体。バイラス。ビールス。 出典: デジタル大辞泉 ワクチンとは 1 《牝牛の意のラテン語に由来し、牛痘の意》生体に免疫をつくらせて感染症を予防す

「睡眠薬の正しい使い方」ビデオ by 慈恵医大

イメージ
https://jikei-psy.com/zzz/ 「睡眠薬の正しい使い方」ビデオのご紹介  東京慈恵会医科大学の精神医学講座に以下のビデオがありましたので、ご紹介いたします。 慈恵医大 睡眠ビデオ 「睡眠薬の正しい使い方」ビデオ〜「睡眠薬減量のためのビデオの作成と動機付け効果」に関する研究 〜 | 東京慈恵会医科大学 精神医学講座 【睡眠薬の正しい使い方】慈恵医大 睡眠ビデオ① 0:00 プロローグ 1:07 睡眠薬は魔法の薬ではない 2:30 悪い事例(1)昔飲み始めた睡眠薬を止めそびれている場合 3:45 悪い事例(2)ご自身で不眠症を作っている場合 6:38 睡眠薬に頼らないコツについて 8:01 薬を減らすときの注意点 9:05 最後に 動画の感想  医療機関が睡眠薬の正しい使い方を患者向けに分かりやすく動画で説明していることに感心しました。 「睡眠薬は魔法の薬ではありません。」「睡眠はあなたの眠る力で眠っています。」これらは大切な説明だと思います。  睡眠薬の止め時について、睡眠薬を使い始めた時の問題が解消したら止めるよう説明されています。問題が明確でない場合もあるので、問題が解消したか判断しづらい場合もあります。  GABA-A受容体作動薬が含まれる睡眠薬は、身体的依存(GABA-A受容体の鈍化や減少)が緩やかに起きるので、長期間連用すると薬なしで眠るのが難しくなり場合があります。使用している睡眠薬を増やしたくなったり、もっと強い薬を求めるようになった時点で減薬を検討するのが良いと私は思います。  動画は10分以上と長めです。話す速度もかなりゆっくりで、眠たくなりました(笑)。動画の冒頭にどういう話をするか目次があると良いなと感じました。目次があると動画を見返すときにも役立ちます。  冒頭で紹介したサイトでは、アンケートを実施しています。アンケートに回答すると「睡眠ビデオのまとめ」が表示されます。 アンケートへのご協力ありがとうございました。 | 東京慈恵会医科大学 精神医学講座

シンポジウム「平成30年度診療報酬改定後のベンゾジアゼピン系睡眠薬の減量」

イメージ
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2019/PA03330_02 記事のご紹介 第115回日本精神神経学会開催 | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院 医薬品の正しい情報提供を求める  三島氏はまず, 睡眠薬 を初めて服用した患者を追跡した結果, 10人に1人が1年以上の長期服用につながった ことを示した氏らの調査を紹介した。 睡眠薬を処方する精神科医・心療内科医の9割が症状改善後に睡眠薬を中止すべき と考えており,睡眠薬や抗不安薬処方適正化の推進に, 複数回にわたる診療報酬改定が一定の成果を与えた と見る向きがある。一方で 患者が減薬を嫌がる,減薬のタイミングがわからない などの理由で実現には至らないケースがあると氏は話し,「 適切な患者教育や精神科薬物療法の情報提供が求められる 」と今後の課題をまとめた。 引用: http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03330_02  消費者は処方薬について詳しく説明を受けていないことが多いと思います。処方薬を自分で調べる方法を知らない場合もあります。薬局で添付文書を見せてほしいとお願いしたら、医療従事者向けだからと拒否された話を読んだことがあります。現在では「 医療用医薬品 情報検索 by 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 」で添付文書が公開されていますから、誰でも読めます。  処方薬を受け取る際に薬局で薬の説明書きを渡されますが、その内容は患者に薬を受け入れさせるための文章で、正しく理解させる意図が全く感じられません。このような薬の説明書きは消費者をバカにしています。私は自分が薬局から受け取った薬の説明書きをコピーして厚生労働省へ渡し、景品表示法の優良誤認(実際のものよりも著しく優良であると示すもの)に当たるのではないかと指摘しました。薬のメリットと同じ分量のデメリットも書くべきだとも指摘しました。  処方された睡眠薬が以下のどの分類に該当するか明示するだけでも、消費者の判断に役立ちます。 睡眠薬の分類 GABA-A受容体作動薬(本サイトのメインテーマ) バルビツール酸系 ベンゾジアゼピン系 チエノジア

ブラック・ジャック「消えさった音」から考える

イメージ
ブラック・ジャック「消えさった音」 【194】消えさ った音 | 手塚治虫「ブラック・ジャック」40周年アニバーサリー! | 秋田書店 あらすじ  航空機離着陸の騒音でノイローゼになった田田川さんは、騒音の度に自分の鼓膜を破いてしまう。医師は転居を促すが、先祖代々守ってきた農地を離れることを拒否する。今度は騒音を聞いて耳に熱湯を注ぎこんでしまった。  天才無免許医師のブラック・ジャックが大きな音だけが聞こえなくなる鼓膜形成手術をした。それによって、騒音に悩まされなくなったが、自分だけが騒音問題の当事者でなくなってしまった。騒音問題を取り戻すため、ブラック・ジャックに元に戻す手術をお願いするのであった。 騒音問題を取り戻す理由 自分だけ騒音問題が無くなっても、騒音で苦しんでいる人がいるから。 騒音問題が生きがいだから。 問題が解決した後の世界を思い描く  問題が解決した世界を思い描いたほうが、問題の解決に近づきます。その世界には問題を思い出すものは登場させないほうが良いと考えられます。  問題をすっかり忘れた時、本当の解決になります。例えば禁煙して何日経ったかカウントしている人は、まだ禁煙に成功していないと言えます。 問題依存症にご用心  様々な活動家がいらっしゃいますが、問題が解決してしまったら、仕事が無くなってしまいます。問題をきれいに解決しないように、問題の種をまきながら活動家をされている方もいらっしゃいます。しつこい活動家は小さな問題を探し出し、大きな問題として取り上げます。 「消えさった音」では騒音問題に取り組む姿勢について、手塚治虫が皮肉を込めて描いています。ブラック・ジャックの特殊な外科手術によって一人の男の騒音問題は解決しましたが、納得しませんでした。  問題が解決した世界に、問題を登場させてはいけません。問題から解放された世界をリアルに思い描いてください。そうすることで今何をしたら良いかが分かります。  私は活動家ではなく、解放家みたいな役割をします。

カモミール中にあるアピゲニンは、ベンゾジアゼピン受容体に作用する

イメージ
医師が教えるカモミールティー7つの効能。腰痛、目の下のクマにも  次の記事を見つけました。 医師が教えるカモミールティー7つの効能。腰痛、目の下のクマにも カモミールティーのすごい点は、なんといっても眠気を誘う力があること。植物のフラボノイドは脳内の ベンゾジアゼピン受容体 と結合し、穏やかな精神安定剤のように働くのです。 ※上記記事より引用  カモミールティーが眠気を誘うのは聞いたことありましたが、それがベンゾジアゼピン受容体(正確にはGABA-A受容体にあるベンゾジアゼピン結合部位)に結合するプラボノイドだったとは知りませんでした。 アピゲニン  調べてみるとそのプラボノイドは「アピゲニン」でした。アピゲニンは抗不安作用とわずかな鎮静作用を発揮しますが、抗けいれん作用と筋弛緩作用は示さないベンゾジアゼピン受容体作動薬です。フルニトラゼパムと競合して阻害するとの情報があります。  GABA-A受容体作動薬(バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、Z薬)とカモミールティーを併用すると薬の作用が増強または弱められる可能性があると想像できます。 アピゲニンを含む植物、食品 パセリ セロリ アーティチョーク カモミール タラゴン バジル コリアンダー オレガノ タイム 赤ワイン リンゴ チェリー ブドウ カモミールの精油成分 テルペン(疎水性の芳香成分) ビサボロール(抗刺激性、抗炎症性、抗菌性を持つ芳香成分) ファルネセン(芳香成分) カマズレン(抗炎症作用を持つ芳香成分) アピゲニン(抗不安作用とわずかな鎮静作用) ケルセチン(抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用が報告されている) パツレチン(不明) ルテオリン(抗酸化物質活性、炭化水素代謝の促進、免疫系の調整、2型糖尿病の治療等の

請願(せいがん)と陳情(ちんじょう)について

イメージ
請願(せいがん)とは こいねがうこと。目上の人などに願い出ること。「会社に復職を請願する」 国民が国または地方公共団体の機関に対して、損害の救済、公務員の罷免、法律・命令・規則の制定・廃止・改正その他の事項に関し、文書で希望を申し出ること。日本国憲法で権利(請願権)として認められているもので、請願法・国会法・地方自治法に手続規定がある。「国会に請願する」「請願書」 出典: デジタル大辞泉  日本国において請願は、法律に規定された行為であり、権利です。ただし、請願によって特別扱いされるものではなく、また回答を得られる保証もありません。 法律 日本国憲法 第十六条  何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。 引用: https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=321CONSTITUTION#50 請願法 昭和二十二年法律第十三号 請願法 第一条  請願については、別に法律の定める場合を除いては、この法律の定めるところによる。 第二条  請願は、請願者の氏名(法人の場合はその名称)及び住所(住所のない場合は居所)を記載し、文書でこれをしなければならない。 第三条  請願書は、請願の事項を所管する官公署にこれを提出しなければならない。天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。 ○2  請願の事項を所管する官公署が明らかでないときは、請願書は、これを内閣に提出することができる。 第四条  請願書が誤つて前条に規定する官公署以外の官公署に提出されたときは、その官公署は、請願者に正当な官公署を指示し、又は正当な官公署にその請願書を送付しなければならない。 第五条  この法律に適合する請願は、官公署において、これを受理し誠実に処理しなければならない。 第六条  何人も、請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。 附 則 この法律は、日本国憲法施行の日から、これを施行する。 引用: https://elaws.e-gov.go.j