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30年遅いんだよ!!と思わず言ってしまうヤバい副作用のお知らせ

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引用:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51779 『新たに判明!売れに売れているあの薬の「ヤバい副作用」(週刊現代)』という記事がありましたので、ご紹介します。 ※2018年9月13日に当該記事のリンク切れを確認しました。インターネットアーカイブにキャッシュされていますので、そちらを紹介します。 ページ1: https://web.archive.org/web/20180306213234/https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51779 ページ2: 残念ながらインターネット上で見当たりません。 「今年4月18日に厚生労働省が発表した『医薬品・医療機器等安全性情報』の内容は衝撃的なものでした」 こう語るのは、都内の総合病院で働く精神科医。 引用:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51779  実際の資料は次のURLにあります。 医薬品・医療機器等安全性情報 342号 https://www.pmda.go.jp/files/000217824.pdf [Japanese] https://www.pmda.go.jp/files/000217869.pdf [English]   同様の注意書きが、コンスタン、ルネスタ、アモバン、マイスリー、サイレース、リスミー、デパスといった38種類の薬に追加されている。 引用:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51779  例に上がっているコンスタンなどは有効成分を使用した商品名です。38種類は有効成分の数で、それを使用した商品は添付文書ベースで100近くあります。   今回、ようやく厚労省が38種類の向精神薬について注意喚起しましたが、欧米に比べて30~40年遅れという印象ですね 引用:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51779  30年早く注意喚起していたなら、間違いなく被害者を減らせたはずです。それを放置していたので、未必の故意と私は思っています。   薬を急にやめると不安になる、胸がドキドキする、手が震える、痙攣、せん妄などの

ベンゾジアゼピン依存と離脱 FAQより ベンゾジアゼピン離脱中に運動すべきか?

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 Yahoo!知恵袋に「運動すると体脂肪に蓄積しているベンゾジアゼピンが血中に溶け出して、少しだけベンゾジアゼピンを摂取したことになり離脱症状が楽になると思うのに、悪化するのは何故か」のような質問がありました。その答えに自分なりの考察を書いた後に、もっとしっかりとした回答がないかと調べたところ次の英文がありました。 BENZODIAZEPINE DEPENDENCY AND WITHDRAWAL Frequently Asked Questions (FAQ) file ベンゾジアゼピン依存と離脱 よく尋ねられる質問(FAQ)ファイル 31. SHOULD I EXERCISE DURING BENZODIAZEPINE WITHDRAWAL? Yes. Aerobic exercise has consistently been found in studies to reduce both anxiety and depression. Some people believe that aerobic exercise may even shorten the course of withdrawal. Strenuous aerobic exercise is often difficult for people in withdrawal, as it causes an influx of adrenaline that can heighten withdrawal symptoms. In some cases, people have reported experiencing panic attacks after intensive exercise. Where you are unable to engage in vigorous exercise, it is recommended that you engage in as much low impact aerobic exercise as possible. Brisk walking is a good form of aerobic exercise that some people have reported as having an immediate,

GoogleとBingの検索テクニック

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 インターネットで調べごとをするときに使うのはGoogleやBingなどの検索エンジンです。その際に検索演算子を使用すると、検索結果を絞り込めて、あなたの欲しい情報に近づけます。 検索演算子について AND検索 目的: 複数のキーワードをすべて含むウェブサイトを探す。 方法: 複数のキーワードをスペースで区切ればAND検索になります。 りんご みかん バナナ OR検索 目的: 複数のキーワードのどれかを含むウェブサイトを探す。 方法: 複数のキーワードを「 OR 」で区切ればOR検索になります。 りんご OR みかん OR バナナ NOT検索 目的: 一つ以上のキーワードと除外したいキーワードを設定してウェブサイトを探す。 方法: 除外したいキーワードの前に「 -」または「 NOT 」を付けて検索します。 Googleの場合 ジャガー -車 Bingの場合 ジャガー NOT 車 完全一致検索 目的: 語順を含めて完全一致させてウェブサイトを探す。 方法: 検索したいキーワードをダブルコーテーションで囲んで検索します。 "君たちはどう生きるか" ベンゾジアゼピンの減薬に関連ありそうな病院を検索する例 Googleの場合 ベンゾジアゼピン 減薬 病院 OR クリニック OR 医院 OR 診療所 -ブログ Bingの場合 ベンゾジアゼピン 減薬 病院 OR クリニック OR 医院 OR 診療所 NOT ブログ 検索演算子を覚えずに検索する方法 「 Google 検索オプション 」を使用する。   参考文献: ウェブ検索の精度を高める - Google 検索 ヘルプ 高度な検索オプション

睡眠薬常用、目にダメージ

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「睡眠薬常用、目にダメージ…神経過敏でけいれん」という記事を見つけましたので、ご紹介します。  睡眠薬常用、目にダメージ…神経過敏でけいれん  睡眠薬や抗不安薬を長期服用すると、脳の中央にある視床が過度に興奮し、まぶたのけいれんや目のまぶしさ、痛みなどを伴う眼瞼がんけんけいれんが引き起こされ、服薬をやめても視床の興奮が続く例があることが、神経眼科医らの調査で分かった。  脳研究の国際的な学術誌電子版に論文が掲載された。  三島総合病院(静岡県三島市)の鈴木幸久眼科部長と東京医科歯科大の清澤源弘臨床教授らが11年前から調査を開始。不眠症などでベンゾジアゼピン系や類似の睡眠薬、抗不安薬を長く服用し、眼瞼けいれんを発症した患者21人(服薬期間の平均は約4年)を対象とした。服薬を2週間以上中断してもらい、薬の直接的な影響を除き、ポジトロン断層法と呼ばれる画像検査で脳の活性度を調べた。  このデータを健康な男女63人、薬と関係なく発症した患者21人、服薬中だが未発症の24人(検査時は薬を2週間以上中断)の画像と比較した。  その結果、服薬中の発症患者は、全身の感覚情報を大脳に中継する視床が健康な人よりも激しく活動していた。薬の影響で、視床の神経細胞の興奮を抑える働きが鈍り、神経が過敏になって目の症状が引き起こされたとみられる。 引用: 睡眠薬常用、目にダメージ…神経過敏でけいれん(リンク切れ)  こちらに残ってます →  Archive.org 関連記事: 断薬後も消えない症状  やはり目にもダメージがあったのかと思いました。私は目の疲れがどうしようもなく、目薬をさしても良くならないことは服用期間中にありました。完全断薬後に目を開けていられないぐらい目が疲れてしまって、何もできないという日が続いたこともあります。そういう時は、室内でもサングラスをして目の負担を減らしていました。  調査にあるように、平均約4年間もベンゾジアゼピン系を服用していた状態から、2週間中断したら離脱症状が出てもおかしくはありません。ほとんどの人に離脱症状が出ているだろう。離脱症状の原因はGABA-A受容体(ベンゾジアゼピン受容体)の密度低下による影響のようです。 論文 を読めば理解が出来ると思います。  ベンゾジアゼピン系などGABA-A受容体作動薬は筋弛緩の効果があり

W-BAD資料を翻訳 | ベンゾジアゼピン離脱症候群、ベンゾジアゼピン遷延性離脱症候群、神経損傷について

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https://worldbenzoday.org/wp-content/uploads/2022/01/BWS_PWS_NEURONAL.pdf  worldbenzoday.orgの資料に ベンゾジアゼピン離脱症候群、ベンゾジアゼピン遷延性離脱症候群、神経損傷について がありましたので翻訳してご紹介します。 Benzodiazepine Withdrawal Syndrome ベンゾジアゼピン離脱症候群 Protracted Withdrawal Syndrome 遷延性離脱症候群 Neuronal Damage 神経損傷 Informative Handout 参考資料 WORLD BENZODIAZEPINE AWARENESS DAY JULY 11 7月11日 世界ベンゾ注意喚起の日 BWS・・・Benzodiazepine Withdrawal Syndrome BWS・・・ベンゾジアゼピン離脱症候群 Benzodiazepine Withdrawal Syndrome (BWS) is a serious physiologic condition associated with benzodiazepine (BZD) dependence and discontinuation, even from normal or low doses. Most people suffering BWS/PWS from prescribed BZDs are not addicts and have taken their medicine as directed by a healthcare professional. Experts estimate around 30% of people taking a BZD may experience severe BWS and a smaller percentage may develop PWS. Not everyone may be affected.  ベンゾジアゼピン離脱症候群(BWS)は通常や低用量使用であっても、ベンゾジアゼピン(BZD)依存と中止と関連した深刻な生理的状態です。ベンゾジアゼピン系を処方されBWS/PWSで苦しんでいる多くの人々は、中

毎日同じモノを取るって変ですよ

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 ベンゾジアゼピン薬害問題を取り扱っておりますが、そもそも毎日同じモノを取るって変だって気づきました。薬は精製されていて、1%も狂いなく同じだと思います。それを365日続けたら体を壊すのは当たり前です。生活習慣病の類で毎日同じ薬を取るのは、逆に健康を壊すのではないかと思います。  糖尿病に対するインシュリン注射のように、毎日続けないと命が危ない場合もあるのですが、それは糖尿病を治す薬ではありません。その治療をしないと明らかに命を落とすと分かっているなら、毎日同じモノを取るのは選択です。  薬を味わって食べていますか?そんな人はレアな存在です。薬は頭で食べているのです。薬は五感で感じる前に、理屈で取り入れることを決めています。それは生き物として退化していると思います。家で飼っていた犬はフィラリアの予防薬を素直に飲んでくれませんでした。好きそうな食べ物に薬を挟んで飲ませようとしても、舌で上手に弾いて捨ててしまいました。犬に理屈は通用しません。ところが人間は理屈が簡単に通用してしまいます。  すべての薬を悪者にすることはありません。2週間続けて効果がなかったら中止を検討する。最大4週間までしか続けないと決めておく。このルールで困ることはそれほどないと思います。ただし、精神科ではこのルールが通じません。処方が次々に変わることが横行しているからです。  私は精神科で効果が出るまで時間がかかるから我慢して飲んでくださいと最初に言われました。私が不都合を伝える次々と薬を変えられました。これをされて、止め時が分からなくなりました。特にベンゾジアゼピンは依存性があるので止めるのが困難になりました。医師は薬を飲む理屈は教えてくれても、薬を止める理屈は教えてくれませんでした。 アシュトンマニュアル日本語版 に出会ったことで、薬を止める理屈がやっとわかりました。  私は痛手を負いましたが、精神科や心療内科は理屈ばかり言って治らないので絶対に近づかないこと、自分の五感を信用することの大切さを学びました。

松本医師の意見書を読みました

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 Twitterのフォロワーの方から、 松本俊彦医師の意見書 について意見を求められましたので、読んでみました。 松本医師の意見書による「依存」とは 精神依存とは物質への渇望が生じた状態です。 身体的依存とは正常な生理現象です。 薬物依存の診断には(DMS-4までは「物質依存」、DMS-5では「物質使用障害」)精神依存の存在が必要です。 常用量依存は生理現象であって、渇望を伴う「精神依存」はないから、薬物依存の診断の対象ではありません。 常用量依存は薬物依存とは異なる病態です。薬物依存と常用量依存は区別して扱います。 常用量依存と診断するためには、その他の可能性を排除出来なければなりません。 私の依存に対する考え方  私はこの手の議論にはパソコンに例えて説明します。パソコンはハードウェアの上にソフトウェアが成立しています。ソフトウェアはハードウェアに依存していますから、ソフトウェアはハードウェアを無視できません。ハードウェアに異常があればソフトウェアにも影響を与えます。パソコンメーカーでは、ハードウェアの故障か、ソフトウェアの故障かを切り分ける際に、ソフトウェアを初期化して再設定することで判断したり、正常なハードウェアを1つずつ交換することで、故障を見つけます。しかし、人間はそれが出来ません。  精神医療の臨床では、身体(ハードウェア)的なことは診ておらず、精神(ソフトウェア)的なものを医師の主観で扱っています。個別の診断は、医学界の問題ではなく、その医師と患者の個人的な問題に追いやられています。  身体的な事なら、第三者が後からでも同様に評価できる検査データを用意できるはずです。常用量依存は身体的な事でありながら、裁判所に提出できる検査データとして存在しておらず、概念的な情報と原告の主観、医師の意見書など文章で訴えています。  常用量依存が身体(ハードウェア)依存だとすると、精神(ソフトウェア)依存にも影響を与えているはずで、それを無視することは出来ないはずです。しかし、臨床では精神(ソフトウェア)しか観察していません。現在の精神医療の限界が、松本医師の解釈の発端になっていると推察します。  精神依存の原因は身体依存で説明できるのではな