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コラム

認知症の数十万人「原因は処方薬」という驚愕

コラム
https://toyokeizai.net/category/phytotoxicity-crock-syndrome

「薬害・廃人症候群」を知っていますか?

 東洋経済オンラインで『「薬害・廃人症候群」を知っていますか?』を見つけましたので、ご紹介します。

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用語集

薬剤起因性老年症候群

 老年症候群とは、高齢者の老化現象が進むことを意味し、薬剤によってもたらされることを薬剤起因性老年症候群と呼んでいる。

  • 生気がなくなり、歩くのもおぼつかなくなって、やがて寝たきりになってしまう
  • 落ち着きを失い、ときに激昂し暴言・暴力をふるう
  • 記憶力や思考力などの認知機能が低下する

引用:https://toyokeizai.net/articles/-/325612

 最も疑わしい薬剤は、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬だと紹介されています。他の向精神薬の関与も疑われています。

ミニメンタルステート検査(MMSE)

 ミニメンタルステート検査(ミニメンタルステートけんさ、Mini Mental State Examination、MMSE)は、認知症の診断用に米国で1975年、フォルスタインらが開発した質問セットである。30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーする。24点以上で正常と判断、10点未満では高度な知能低下、20点未満では中等度の知能低下と診断する。 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ミニメンタルステート検査

ビアーズ基準

The Beers Criteria for Potentially Inappropriate Medication Use in Older Adults, commonly called the Beers List,[1] are guidelines for healthcare professionals to help improve the safety of prescribing medications for older adults. They emphasize deprescribing medications that are unnecessary, which helps to reduce the problems of polypharmacy, drug interactions, and adverse drug reactions, thereby improving the risk–benefit ratio of medication regimens in at-risk people.[2]

 ビアーズ基準は一般的にビアーズリストと呼ばれていますが、高齢者における潜在的な不適切薬物使用に対して、高齢者に対する薬物処方の安全性を向上するのを助けるための医療従事者用ガイドラインです。これらは不必要な医薬品の減薬を強調し、多剤同時処方、薬物間相互作用、そして薬物有害作用の問題を低減する手助けして、これによりリスクを持つ人々の薬物治療計画のリスク・ベネフィット比を改善します。

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Beers_criteria
和訳:quit-benzo

添付文書

 医療用医薬品の添付文書は,医薬品医療機器法の規定に基づき,医薬品の適用を受ける患者の安全を確保し適正使用を図るために,医師,歯科医師,薬剤師等の医薬関係者に対して必要な情報を提供する目的で,当該医薬品の製造販売業者が作成するものです。

引用:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/1_14.pdf

エビデンス

1 証拠。証言。
2 医学で、臨床結果などの科学的根拠。その治療法がよいとされる証拠。

出典:デジタル大辞泉

私の意見

 薬を処方する事は、医療提供者側の収益になるが、減薬すると収益が減ります。そのため、別の薬で変化を与えようとするのではないかと思います。減薬というマイナスの処方に対しても診療報酬が必要かもしれません。

 3割の力で10割の仕事ができるのが、保険診療の3割負担です。例えば、あなたが車の営業マンとして300万円の車を売る必要がある場合、顧客を10割納得させないと売約できないでしょう。それが7割の購入補助金制度があると、顧客は3割の90万円を負担するだけで済むので、営業マンは顧客を説得する労力が7割減る計算になります。保険診療はインフォームドコンセント(医療提供に際しての医師と患者の相互理解)を省略させている面もあるかもしれないと思います。

 所得によって異なりますが、70〜74歳になると2割負担になり、75歳以上になると1割負担になります。高齢者になるほどインフォームドコンセントが更にいい加減になっている可能性があります。

 保険診療は釈迦の大きな手のひらの様な存在で、患者はそこで自由自在に立ち回っているつもりの孫悟空かもしれません。自分が立っている場所は釈迦の大きな手のひらと気づくことが大切だと思います。

 薬の影響を受ける人は、それを摂取した人だけなので、それだけの覚悟を持って頂きたいと思いました。しかし、認知症など理解力が低下している状態でそれができないのも事実です。交通事故などで意識不明になった場合は、説明を受けることができません。自覚だけで解決できる問題ではないので、健康なうちに医療制度の問題を取り除いておく必要はあります。

参考資料

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