スポンサーリンク
コラム

ベンゾジアゼピン系から高齢者を守ろう

コラム
https://www.pmda.go.jp/files/000224762.pdf#page=3

ベンゾジアゼピン系薬、処方見直すタイミングは?厚労省が医薬品・医療機器等安全性情報公表」という記事を見つけました。その中で医薬品・医療機器等安全性情報No.354に「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)について」を知りましたのでご紹介します。

高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)について

言葉の説明

ポリファーマシー

 多剤処方、多剤併用のこと。何錠以上からポリファーマシーになるかは厳格な定義はない。ポリファーマシーに至る要因は、複数の医療機関又は診療科を受診することで薬が累積することや、薬物有害事象に別の薬剤で対処し続ける「処方カスケード」がある。

服薬アドヒアランス

 担当医が患者に治療について十分説明し、患者も疑問点や意見を述べて、服薬の必要性について同意形成すること。

かかりつけ医

 日頃から治療を受けている医師のこと。大きな病院へいきなり通院する前に、総合診療科的役割を担う近所の医師のこと。

高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)

感想

 人恋しくて病院へ行く人もいます。ポリファーマシーに陥っている人は、医療従事者に囲まれています。寿命が延びると、孤独になっていくのも事実です。病院以外の居場所を創る必要があると感じました。

 ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系は依存性があります。止める際には離脱症状が現れる場合があります。有害作用によりふらついて転倒する場合もあるので注意が必要です。効果は感じやすいですが、長期間の連用で効果を感じにくくなります。薬を増やしたくなったら止め時かもしれません。これらは不眠症治療で使用される場合がありますが、長期的には体質改善にプラスになりませんので注意してください。

タイトルとURLをコピーしました