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コラム

「合法薬物依存」の深い闇

コラム
https://toyokeizai.net/category/legal-drug-depends

連載『「合法薬物依存」の深い闇』のご紹介

 東洋経済オンラインで連載『「合法薬物依存」の深い闇』を見つけましたのでご紹介します。全7回の連載予定です。

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用語集

エチゾラム

 チエノジアゼピン系(≒ベンゾジアゼピン系)の精神安定剤。商品名「デパス」として知られている。ジェネリック医薬品も複数社から販売されている。処方薬ですので、入手には処方箋が必要です。

ジェネリック医薬品

 新薬を発売するにあたり、物質特許、製法特許、用途特許を申請します。少なくとも物質特許の失効(最長25年後)後に、創薬した製薬会社以外が同様の薬を製造販売することが可能になる。それが、ジェネリック医薬品で後発医薬品とも言われる。

 ジェネリック医薬品は当初、製薬会社独自の販売名を設定していたが、ジェネリック医薬品かどうか分かりにくかった。今では、物質名+剤形+規格+「メーカー名」という命名規則へ移行してきている。

エチゾラムの例

先発医薬品

デパス錠0.25mg

ジェネリック医薬品

エチゾラム錠0.25mg「JG」

物質名:エチゾラム
剤型:
規格:0.25mg
会社名:「JG」

※エチゾラムのジェネリック医薬品は他にもあり、十数社から発売されている。

参考資料:日本ジェネリック製薬協会 |医薬品の特許について

ベンゾジアゼピン受容体作動薬

 ベンゾジアゼピン受容体とはGABA-A受容体にあるベンゾジアゼピン結合部位の事です。結合することで、興奮伝達を伝えにくくなる。その結果、催眠作用、抗不安作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用、健忘作用が得られる。

常⽤量依存

 医師からの処方通りに使用を続けて起きる身体依存のこと。ベンゾジアゼピンによる身体依存とは、ベンゾジアゼピンの連用でGABA-A受容体がダメージを受けて興奮伝達を抑えにくくなることで起きる。その状態でベンゾジアゼピンを中止すると興奮が高まり、不眠、不安、筋肉硬直、けいれん、記憶の混乱などで日常生活が困難になる離脱症状が起きる場合がある。

 精神医療における「依存」とは精神依存のことで、薬物への渇望が観察されたときに判断される。そう定義した場合に、常用量依存は薬物依存ではないと主張する医師がいる。

 薬物への渇望の原因に身体依存による不快感を取り払おうとする行動もあり得ることから、精神依存は身体依存と関連があると言える。

 ベンゾジアゼピン薬害裁判で被告側から常用量依存(身体依存)は薬物依存(精神依存)ではないと主張された例がある。通常の診察で薬物依存(精神依存)は観察可能だが、常用量依存の診断基準はないので、客観的事実を争う場で決定的な証拠を出すのは難しい。原告側が状況証拠を積み上げても、被告側が用意した医師の意見書に負けてしまった。

 常用量依存という言葉は、隠れ身体依存にならないように気を付ける場面では医師も用いるが、薬害被害者が責任追及で使うと「薬物依存」ではないと言われてしまう。専門家による言葉狩りに遭っている。そういう場面で精神医療提供側は被害者の救済に積極でないと感じられます。

⾼齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015

フレイル

フレイル(frailty):加齢に伴い、ストレスに対する脆弱性が亢進した状態で、筋力低下、動作緩慢、易転倒性、低栄養のような身体的問題、認知機能障害やうつなどの精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題を抱えた要介護状態の前段階を指す。

出典:高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015

目前DV

  夫婦間の家庭内暴力を子どもへ見せること。子どもへの心理的虐待になる。

希死念慮

死にたいと願うこと。
[補説]自殺願望と同義ともされるが、疾病や人間関係などの解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態を「自殺願望」、具体的な理由はないが漠然と死を願う状態を「希死念慮」と使い分けることがある。

出典:デジタル大辞泉

耐性

薬物の反復使用によって薬効が低下する現象。また、細菌などの病原体が化学療法剤や抗生物質の連用に対して得た抵抗性。

出典:大辞林

 ベンゾジアゼピンによる耐性は、連用によるGABA-A受容体(ベンゾジアゼピン結合部位を持つ)の感度低下や減少の結果起きる。

頓服

 薬の使用タイミングを患者の自己判断で決める用法のこと。抗不安薬であれば、不安を感じた時に使う。頓服は一番困ったときに使うので、使えなくなるプレッシャーからその習慣を止めにくくなり、依存しやすい用法です。

離脱

 薬物依存から脱すること。

離脱症状

 薬物を減らしたり止める際に現れる症状のこと。

 ベンゾジアゼピン系の離脱症状は不眠、不安、筋肉硬直、けいれん、記憶の混乱など、多岐にわたる。ベンゾジアゼピン系によって抑えられていた症状が、強く表面化する場合がある。その反動で逆の状態になる場合もある。興奮と抑制の調節が上手くできなくなる自律神経失調症のような状態を繰り返しながら、非常にゆっくりとバランスを取り戻す過程を体験する場合がある。離脱症状はベンゾジアゼピン系を再服用すると一時的に解消するが、根本的な解決にはならない。例えるならアルコール依存患者にお酒を処方しても意味がないのと同じです。

インセンティブ

やる気を起こさせるような刺激。動機付け。

出典:デジタル大辞泉

診療報酬

 健康保険制度の対象になる医療行為や調剤などに、予め定められている報酬の事です。診療報酬は1点10円で点数化されてる。診療報酬は2年に1度改定されていて、直近では2018年4月に改定が施行された。

 診療報酬が予め定められているメリットは、同じ医療行為で価格が異なることがないので、価格で病院選びをしなくて済むことだと思います。デメリットは診療報酬の枠中で医療行為を行う必要があるので、経営上やりたい医療行為とやりたくない医療行為が生じて、不本意な医療体制ができることだと思います。例えば、医師が患者の話を聞いて生活上の指導を行うよりも、投薬の方が短時間で比較的高い診療報酬が得られるので、3分診療と言われる医療体制ができる。

 診療報酬は医療行為に対して決められており、医療結果に対して決められてない。結果重視の方が患者のためになると思われるが、それを評価をするコスト(時間とお金)が大きいからか、現状実施されていない。解決策は窓口負担額を5割にし、患者に医療行為の評価をしてもらう方法が考えられる。結果が出ない医療行為にお金を払い続ける人は多くないと思われます。

 診療報酬の対象になってない医療行為は健康保険が適応されず、自由診療になります。保険診療と自由診療を混合することは原則認められておらず、その場合は自由診療扱いになります。

麻薬及び向精神薬取締法による向精神薬指定

 麻薬及び向精神薬取締法による向精神薬に指定されると、薬の管理や保管を厳重する必要があり、1度に処方できる量が制限されます。また、輸出入に制限が生じます。

 向精神薬指定には、第一種向精神薬、第二種向精神薬、第三種向精神薬があり、数字が小さいほど求められる管理・保管・処方条件が厳しくなります。2016年10月14日から物質名:エチゾラムはは第三種向精神薬として扱われるようになりました。エチゾラムを主成分として製剤された販売名:デパスは先発品で代表的な存在です。エチゾラムを使用したジェネリック医薬品は多数存在しています。別の薬の話ですが同じ日に、Z薬(ベンゾジアゼピン類似薬)である、物質名:ゾピクロン(販売名:アモバンなど)が第三種向精神薬に指定されています。

 広義の向精神薬とは精神に影響を与えることを主とする薬です。麻薬及び向精神薬取締法による向精神薬に指定されていない、広義の向精神薬は存在しています。実際にデパスがそういう存在でした。法令に関係なく、向精神薬には注意を払う必要があると思います。

麻薬及び向精神薬取締法
電子政府の総合窓口(e-Gov)。法令(憲法・法律・政令・勅令・府令・省令・規則)の内容を検索して提供します。
2016年10月14日からゾピクロン(アモバン等)、エチゾラム(デパス等)が向精神薬に指定へ
 2016年10月14日からゾピクロン(アモバン等)、エチゾラム(デパス等)、フェナゼパム(国内未販売)が麻薬及び向精神薬取締法に基づく向精神薬に指定されました。対象薬品を下記の表1に示します。向精神薬に指定されたことで、一度に処方できる量...

ステークホルダー

企業の利害関係者のこと。株主や債権者・取引先・顧客など。地域住民・地域社会を含めていう場合もある。

出典:デジタル大辞泉

「地獄への道は善意で舗装されている」

 ヨーロッパのことわざ「The road to hell is paved with good intentions.」が元になっている。

 善意で地獄への道を作ったことや、その道を歩く人々への警鐘や皮肉が込められています。道とは他人が作った動機づけやルールを含むと思います。

 悪意のない騙しは良心が痛まないし、相手が騙されたことに気づきにくいので効果的に作用します。悪意のない騙しをするように上手く仕向けるサイコパス(良心が痛まない)傾向の人がいます。善意で巧妙に隠された騙しなので注意してください。対策は危険を感じたら離れることです。

 道は自分で切り開く勇気を持って頂きたい。

参考資料:地獄への道は善意で舗装されている – Wikipedia

プラセボ

 プラセボとは既存の薬剤と似た形をしているが、有効成分は含まれていない薬のことです。偽薬(ぎやく)とも言う。

 患者にプラセボであることを知らせずに使用させると、実際に効果があるように感じて減薬・断薬のストレスを減らせる場合があります。プラセボ使用で許容できない症状悪化が起きた場合は、置き換える前の薬が必要だったと評価できるかもしれません。

 

※今後加筆する予定です。

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