利益相反とは


利益相反とは

 利益相反とは一方の利益が他方の不利益になる密接な関係があることです。

 医師は臨床研究において利益相反について開示することが求められています。例えば製薬会社から仕事を受けて金品を受け取った場合に、それを表す書類を開示する必要があります。医師が特定の製薬会社から利益を受けていると、その製薬会社の意向に沿った臨床研究をするかもしれません。利益相反を開示することで、臨床研究を厳しくチェックさせる目的があります。あくまで利益相反は起きる前提です。

 弁護士の場合、原告と被告の弁護を同時に行うことは利益相反に該当するので、兼務を禁止されています。

L社神経系薬剤「Z」の名前が入ったペン

 上田令子(東京都都議会議員)様が記事「東京都職員(医師)が製薬会社が配るペンを持っているナゾ」を書かれていました。

ある時、とある福祉保健局関連事業につき、公衆衛生医師である担当課長に議員控室に来てもらって、調査事案を確認していました。ふと彼の手元をみるとL社神経系薬剤「Z」の名前が入ったペンを使用しているの気づき、目が釘付けになりました。
引用:https://blogos.com/article/377837/

 上田議員はL社神経系薬剤「Z」の名前が入ったペンを氷山の一角と見定めて、鋭く注目し厳しく指摘しました。私はこのイニシャルで思いつく会社名と薬剤名がありますが、書くのは止めておきます。

氷山の一角

  • 製薬会社からペンを受け取っている
  • 製薬会社のロゴと特定製品を宣伝しながら業務している

氷山の本体(推測)

  • 製薬会社に忖度し公務員として使命を果たしていない
  • 製薬会社から多額の金品を受け取っている
  • 国民よりも製薬会社本位の仕事をしている
  • L社神経系薬剤「Z」を国民に売り込む仕事をしている

病院にいる医師も製薬会社ロゴ入りグッズ使っている

 私が通院していた病院(精神科に限らず)でも、製薬会社名と製品名が入ったグッズ使っているのを見かけました。私が覚えているのがボールペンとマグネットクリップです。もし病院でそういうグッズを使っている医師を見つけたら、製薬会社との関係を質問してみてください。

保健所も製薬会社と癒着

 私が相談に行った保健所では、嘱託職員の精神保健福祉士が相談員をしていました。私がベンゾジアゼピン系薬剤の害について話しているときに、相談員は不意に製薬会社のイベントに参加していると言い出しました。それを言うことで私に黙らせようとしていると感じました。

 また、初対面にもかかわらずパンフレットを見せながら発達障害の訓練施設を紹介してきたことから、相談者を病院や関連施設につなぐことで何らかの利益を得ているか、適当にあしらって仕事を片付けようとしているようにも感じました。発達障害の訓練施設へ通所するには、病院に行って診断書か医療情報提供書が必要と言われました。精神医療で苦しんできたという話をしているのに、また精神医療に繋げようとしてきて辟易しました。

 この相談員は役割と言動が矛盾していて、信頼できない相手でした。私は保健所に利益相反を見つけたのかもしれません。

 日本には薬害について相談できる公的機関は表向き幾つかあるが、実質的には存在しないと思わせる体験でした。(相談料を自分で払ってないのでしょうがない。)

あなたが利益を与える主体者に

 今回の話題は製薬会社によって医師がコントロールされていると疑わせる事案でした。もしそうであっても、その関係を止めることは私にはできません。理由は人間の生存本能がそうさせるからです。医師であっても自分の利益を放棄して、他人に奉仕するのは難しいことです。

 あなたが医師に利益を与える主体者になって、医師をコントロールすれば問題解決です。医療費の窓口負担が少ないほど良いと考えるのも人間の生存本能です。

 医療費の窓口負担額が10割ならば、その医療を受け続けますか?

 医療を支えるお金の流れを把握していますか?

参考資料

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