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コラム

自転車のパンクを修理した話(冷汗)

コラム

久々のパンク

 家から6kmほど離れた場所で、自転車の後輪がパンクしてしまいました。私は普段から修理道具を持参していませんでした。バス停を探してから、その近くの公園に自転車を置かせていただいて、バスで帰ってきました。

後輪だけでも持ち帰りたい

 翌日のことですが、後輪が簡単に外せるタイプの自転車なので、別の自転車で回収しに向かいました。向かっている途中で、タイヤの外径が70センチもあるから、持ち帰るのは困難だと思いました。持ち帰ってから自宅で修理して、再び持っていくことを考えると面倒になりました。

 とりあえず、草むらから公共施設にある屋根付きの駐輪場に移動させて、養生テープに油性ペンで簡単なメッセージを書き、泥除けに貼りました。それから2つ鍵をかけました。

「修理手配中につき、置かせてください」

 その場で修理できない理由は、まだ交換用のチューブを入手していないからです。申し遅れましたが、私は自分でタイヤ交換やチューブ交換を4回程度したことがあります。

チューブを入手、いざ修理へ

修理に必要な物

  • チューブ
  • タイヤレバー
  • 空気入れ
  • 軍手
  • ゴム手袋
  • タイヤパウダー(タルク含有のベビーパウダーでも可)
  • ペンチ

いざ修理

素人が考える手順

  1. 新品のチューブがパンクしていないか空気を入れて確認する
  2. 変速機を操作し、一番重いギヤ(一番歯車が小さい)に入れておく
  3. 自転車から車輪(ホイールとタイヤ一式)を外す
  4. タイヤレバーを使いホイールからタイヤを外し、チューブを取り出す
  5. (重要)取り出したチューブに空気を入れてパンク箇所を探す
  6. (重要)タイヤの外側と内側を調べてパンクの原因を探す
  7. (重要)釘など、パンクの原因があれば取り除く
  8. ホイールのリムを清掃する
  9. タイヤの内側を清掃する
  10. 新品のチューブに異物があれば取り除く
  11. ホイールにチューブを装着する
  12. タイヤレバーを使いホイールにタイヤを装着する
    (チューブを挟み込まないように注意)
  13. チューブのバルブをタイヤ側へ押し込み、挟み込みを解除する
  14. タイヤがチューブを挟み込んでいないか1周確認する
  15. チューブに半分程度空気をゆっくり入れる
  16. 空気を一度抜いてから、既定値まで空気をゆっくり入れる
    (軟式ボールの硬さ程度になったら終える)
  17. 車輪一式を自転車へ装着する
  18. ゆっくり試走して問題ないか確認する

空気入れが壊れている(汗)

 持参した空気入れが壊れていて、空気が満足に入りませんでした。空気入れの空気圧が、チューブの空気圧より高くないと、空気が移動しません。空気入れのどこからか空気が漏れていると思います。頑張っても7割程度しか入りませんでした。

 仕方がないので、ゆっくり自転車を走らせて帰ってきました。

パンクの原因が判明(冷汗)

 帰宅後、正常な空気入れを使って、取り外したチューブに空気を入れて再度検しました。現場ではバルブの付け根の亀裂が原因だと考えていましたが、別の場所に小さな穴が見つかりました。チューブの穴とタイヤと比較したところ、その場所に0.3mmぐらいの小さな金属が見えました。チューブ交換が無駄になったかもしれません(冷汗)。

 タイヤを外して該当箇所の裏側をみると半円状の金属片が突き刺さっていました。指で引っ張り出そうとしてもビクともしませんでしたので、ペンチで引き抜きました。長さ5mmぐらいの三日月?型金属片が出てきました。金属にドリルで穴あけしたときに出る金属片のように見えます。

取り出した金属片

 新品のチューブに穴が空いたかもしれないので該当箇所を確認しました。非常に小さなキズはできていましたが、使用上は問題なさそうです。金属片の尖った部分がタイヤに刺さっていて、チューブ側には円弧の部分が当たっていたので、この程度で済みました。

 思い返せば持参した空気入れが不調だったので、金属片とチューブが強くぶつからなかったかもしれません。空気入れが不調だったから、チューブの穴の場所を見つけられなかったとも言えます。いずれにしても不幸中の幸いでした。再確認して良かった。

作業のやり直し

 タイヤには金属片が貫通した小さな穴が空いています。水や汚れが侵入するのを防ぐため、裏側に「パワーテープ(布テープ)」を貼りました。後は「いざ修理」と同じ手順です。タイヤ一式を自転車に取り付けるときに、斜めにならないよう気をつけます。

パンクにどう備えるか?

 パンクは完全に予防できません。私が思いつくパンクの原因を以下に書きます。

パンクの原因

予防可能

  • 空気を入れすぎてチューブが破裂する → 空気圧を管理
  • チューブが経年劣化し穴が開く → 自転車を冷暗所に保管、定期交換
  • バルブ(空気を入れる口)が壊れる → 英式バルブは虫ゴム定期交換
  • タイヤ組み付け時に異物がタイヤとチューブに挟まり、チューブを損傷させる → 作業場所と部品を清掃する

予防困難

  • 異物がタイヤとチューブを貫通する → 予防困難
  • タイヤで鋭角なものを踏み、チューブとリムが強くぶつかってチューブが破れる → 路面チェック、予防はやや困難

パンク経験

  • 理由が分からないパンク
  • 駐輪場に備え付けの電動空気入れで空気を入れすぎパンク
  • 金属片(三日月型)がタイヤとチューブを貫通しパンク(今回)
  • 金属片(スライム型)がタイヤとチューブを貫通しパンク(同行の友人)

予防困難なパンクは1年半に1度程度

 私の経験上は予防困難なパンクは10年に1度起きるかどうかです。私は週1ぐらいしか自転車に乗ってないので、毎日乗るなら1年半に1度パンクする割合です。走行距離や走行場所(工業地帯は金属片が多い)によっても変わります。

修理道具一式を携帯する

最低限の修理道具

  • 携帯用空気入れ
  • タイヤレバー
  • チューブ
  • 軍手
  • 雑巾

 修理道具は容積で言えば1.5L分ぐらいになります。街まで遠い場所を走る場合は、修理道具一式を携帯したほうが良いと思います。

 金属片がタイヤに深く突き刺さっていた場合、ペンチがないと引き抜けない場合があります。ペンチは重いし、職務質問されたときに説明が面倒なので、携帯する場合には注意が必要です。

出張修理

 自転車の出張修理を依頼する方法もあります。しかし出張エリアは限られています。出張費+部品代+工賃が必要になります。価格設定は業者で様々ですが、チューブ交換ならトータル6000円ほど用意しておく方が良いと思います。

 パンク修理の経験がない方や、不慣れな方は、お金とスマホを携帯するのがベストです。

輪行可能な場合もある

 輪行とは公共交通機関をしようして、自転車を運ぶことです。輪行の条件は公共交通機関によって様々ですが、多くの場合、周囲の人や物を傷つけないように自転車を輪行用の袋に入れる必要があります。

 路線バスの会社に輪行について聞いたところ、通勤時間帯など混雑時は遠慮してほしいと言われたことがあります。

 輪行用の袋は自分で用意する必要があります。

折りたたみ自転車ならタクシーで運ぶ

 折りたたみ自転車なら、車のトランクに入る場合があります。タクシー会社に電話で事情を話して来て貰えば、自転車と一緒に帰れます。迎車料金(数百円)と運賃が必要です。地域によって異なりますが、10kmの運賃はおよそ4千円です。

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 ロードサービスは自転車を指定先(自宅や自転車店など)へ運搬するもので、その場での修理に対応していないようです。詳しくは各保険会社の説明をご確認ください。

まとめ

 パンクは突然します。予めパンクした場合どうするか決めておくと、パンク後の行動が楽になります。スマートフォンがあると現在地や自転車店の場所と連絡先を調べられて便利です。

 予防できないパンクもありますが、定期点検とメンテナンスで予防できるパンクもありますので、日頃から行いましょう。

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